[クラウン] ワルサー P38 ミリタリータイプ 組立キット シリーズ No.12 (未使用)
商品について
1980年代にクラウン(Crown)より、組立キットとして発売された「ワルサー P38 ミリタリータイプ」です。
1/1 スーパースケールモデルシリーズのNo.12になります。9mmプラ弾を発射する仕様です。
カートリッジが8発付属し、内部のスプリングがプラ弾を弾き出すストライク式です。
組立・分解を自由に行うことができ、リアルな排莢(手動)ができることが特徴でした。
外箱底面にマンターゲットがプリントされています。
クラウンのパッケージが現在も未組立のまま残っていることに価値があります。
実際に組み立てて射撃を楽しむというよりは、当時を懐かしむコレクションの一つとしてお買い求めください。
※未組立のデッドストック品です。内部でテープやホッチキス等が劣化している場合がございます。
※接着剤は劣化のため使用できません。組み立てされる場合は市販品で代用してください。
※組み立てされた場合の動作につきましては保障を行うことができませんので予めご了承ください。
<実銃はこんな銃>
1938年にドイツ陸軍が制式採用した自動拳銃。1971年から放映された人気アニメ『ルパン三世』の主人公ルパン三世の愛銃として登場し、テーマソングでもその名が歌われた「ワルサーP38」は、日本で最も一般に知られている拳銃であろう。第二次大戦直前、それまでドイツ陸軍はルガー P08を制式拳銃として使用していたが、作りが精巧なため生産コストが高く、戦場の様な過酷な環境で使うには耐久性に難があった。そこで来るべき大戦に備えるべく、ワルサー社に安価で耐久性に優れた新型拳銃の開発を依頼。そして完成したHP(Heeres Pistolen)を、P38として制式採用した。最大の特徴はPPから継承したダブルアクション機構で、大型軍用オートマチックとしては世界初の試みだった。加えてデコッキング機構を組み込んだマニュアルセフティやAFPBなどを組み込み、安全性と即応性を飛躍的に高めている。作動方式はAPから受け継いだショートリコイル&プロップアップ。銃身とスライドはコルト ガバメントなどのティルトバレル式(ブラウニング式)ではなく、独立したロッキングラグを用いる。この方式は銃身が水平に後退するのでぶれが少ないだけでなく、スライド内部にロッキングラグを削り込む必要がないため、生産性にも優れている。一方で、銃身は剥き出しでスライドは半分しかなく重心が後方にある為、他の拳銃に比べて銃口の跳ね上がりが大きいとされる。ただし、軍用銃としては水準以上の命中精度だったようだ。また一般的なオートマチックと異なり左側に排莢されるが、一説には自動車(左ハンドル)を運転しながら左手を窓から出して撃てるようにするためと言われている。ダブルアクション機構などのために部品点数はやや多めだが、基本的なメンテナンスの際は、大きな部品3つ(スライド、フレーム、バレル)に分かれるだけで小さな部品が脱落する心配がない、と整備性も十分考慮されている。