[MGC] H&K MP5KA4 セミ/フルセレクティブ 電動ガスガン (中古)｜エアガン.jp

「モータードライブシステム」という画期的な機構を搭載した、MGC製のセミ/フルオート電動ガスガン。単三電池5本と通常のガスガン用ガスで動作する。


＜エアガンインプレッション＞
同じようなメカニズムのガンは、先駆者であるWAのフルオート9と、あのヤティマティックも実際に持ったことがあるが、セミ発射が可能である点、そしてダミーボルトがブローバックする点など、当時の技術としては異質なほどの完成度を持っているのがこのガンだ。マガジンへの給弾は独特の方式となっており少々行いにくいが、動作のキレは今見ても感心してしまうほどの快調さである。外観のほうも素晴らしい再現度で、ロアレシーバーの梨地も安っぽくなく落ち着いた雰囲気が出ており、さすがMGCとただただ脱帽するしかないような仕上がりとなっている。


＜実銃はこんな銃＞
1950年代、軍備の近代化を図ったドイツはベルギーのFN社に同社のFALをライセンス生産したいと要請したが、FN側はドイツの再軍備を恐れ、これを拒否した。そこで第二次世界大戦後、スペインのセトメ社に招聘されて自動小銃の開発を行っていたドイツ人技術者たちがH&K社を設立し、セトメ社製自動小銃を基とするG3ライフルを開発した。 このG3ライフルのローラーロッキングシステムを元に、拳銃弾を使用するサブマシンガンとして開発されたのがMP5シリーズであり、銃身や銃床の交換によるモデルチェンジの容易さなど、共通の設計思想を持っている。 MP5 登場以前の短機関銃は、携行性と信頼性は高かったものの命中精度は低く、近距離戦で弾幕を張り、火力で精度を補う性格の火器だった。しかしMP5は、当時多くのサブマシンガンで採用されていたオープンボルト方式ではなく、ボルトを閉鎖した状態で発砲するクローズドボルト方式とローラーロッキングシステムを取り入れたことで銃自体の振動が抑えられ、フルオートマチック(連射)時のコントロールが容易となった。このおかげで命中精度が向上し、それまでのサブマシンガンとは一線を画す銃器となった。


＜店長のコメント＞
画期的なガンです!後になって東京マルイの電動ガンが業界を席巻することとなりますが、間違いなく重要なマイルストーンのひとつですね。

＜エアガンスペック＞

全長 325mm 重量 1250g 装弾数 50 初速 約50m/s システム セミ・フルオート 定価 ￥17500

※画像ガスボンベは消耗品のため欠品なしにも付属しない場合がございます。